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8の字ターンの練習 [ZZ-R1100]

 暖かい日が多くなり、一気に春めいて来ました。オートバイに乗るには最適な季節の到来です。本格的なツーリングシーズンを前に、基本に立ち返って傾斜走行の練習をしました。傾斜走行とはスラローム、8の字、クランク、S字など、車体を傾斜させて走ることを言い、運転免許試験や競技会などでアクセルワーク、ブレーキング操作、バランス感覚などを試すために行われます。特に、離れた2点の間を8の字を描くように走る8の字ターンは上記の要素を全部含む最も基本的な走行技術と言われています。従って今回は20メートルほど離れた2点に空き缶を立てて8の字ターンの練習を重点的に行いました。
 オートバイという乗り物は速度を上げるほど安定するので、真っすぐ速く走ることはとても簡単です。しかし極低速で車体を傾けると容易に倒れてしまうので、ゆっくりと小さく曲がることが一番技術を必要とします。左回り、右回りの小ターンに加えて、急加速、急減速の練習が一度にできる8の字ターンは運転技術の基本を学ぶには最適な練習法と言えるでしょう。久しぶりに8の字走行をしてみると、最初のうちは全然イメージ通りには走れませんでした。運転感覚を維持するには定期的な練習が必要だと再認識しました。8の字ターンの仕方は色々あるとは思いますが、絶対に転倒しないことを最優先に考えると次のような方法が一つのやり方でしょう。

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 まず、一つ目のターンを終えたらフル加速して次のターンへ向かい、二つ目のターンの手前で急減速します。ギアは終始1速しか使いません。ブレーキは基本的にはエンジンブレーキとリアブレーキしか使いません。充分に減速したらターンの内側に重心を移して故意にバランスを崩します。リアブレーキは引きずったままにして、後輪を中心に円を描くようなイメージで旋回を開始します。するとステアリングが自然に切れ始めますので更にステアリングを一杯まで切り増してターンをします。

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この時重要なのが視線です。後ろを振り向くようにしてターン後に進むべき方向を見ます。上半身を捻って視線と同じ方向に胸を向けるように意識すると良いでしょう。エンジンの回転数を一定に保ち、速度はリアブレーキで調節します。

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旋回中にエンジンの動力が途絶えると転倒しますので、エンジンはある程度の回転数を保ったまま、上半身を内側に倒す角度とリアブレーキの強さで回転半径をコントロールします。クラッチはつないだままにして絶対に切りません。切った途端に転倒します。この方法では鋭くクルっと曲がることは難しいですが、転倒しそうになったらエンジンの回転数を上げれば自動的に車体が起き上がってきますので、転倒の危険性は少ないでしょう。ターン中にエンジンの駆動力を弱めると同時にリアブレーキを完全にリリースするとバランスが崩れて転倒しそうになります。その車体が倒れる力を積極的に旋回に変換してやればより小さな回転半径で鋭く曲がれると思うのですが、転倒の危険性が増して怖いので今回は安全重視の方法で練習しました。

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恐怖心が先に立ってしまうとどうしても視線と上半身を次の進行方向へ向けるタイミングが遅くなって大回りになってしまいます。また、セルフステアでステアリングが切れるのを待っていても大回りになってしまいますので、いかに早く視線と上半身の方向を進行方向へ向け、ステアリングをフルロックまで切り増せるかが小回りをするコツだと思われます。言うは易しですが、実際にやってみると案外難しく、奥深さを感じます。上の写真でも、フルステアまで切るタイミングをもっと早くしてコンパクトに曲がりたいところです。上達の近道はありませんから練習あるのみですね。

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8の字の交点付近から撮影

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