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胸部プロテクター [ZZ-R1100]

 過去5年間の統計によると、東京都内の二輪車の死亡事故における損傷部位は頭部47.5%、胸部27.0%、腹部7.8%、その他9.8%となっています。今までヘルメットの着用はもちろんのこと、脊椎プロテクターは使用していたのですが、胸部プロテクターは装着していませんでした。そこで、コストパフォーマンスが高いと評判のKomineのマルチチェストプロテクターSK-809(定価¥5,300)を購入してみました。同社にはSK-697など600番台の製品もありますが、600番台が取得しているのがヨーロッパの安全規格CE EN14021であるのに対して、800番台は更に厳しいCE Level 2規格のprEN1621-3を取得している点が異なります。構造を見てみると、600番台が一番外側にプラスチックのハードシェル、その内側にウレタン様のパッド、身体に密着する部分にメッシュ状の生地と3層の構造になっているのに対して、800番台はハードシェルの次にスポンジ状の層が追加されており、全部で4層構造になっています。また、メッシュ生地が「3D衝撃吸収メッシュ」と呼ばれる素材に変更されています。そのため、600番台は全層の厚さが約15mmであったのに対して、800番台は30mmと2倍に厚くなっています。安全、安心のために着用するものですし、価格も¥1,000しか違わないので、より安全性が高いと思われる800番台を選びました。


 形状は剣道の胴を小型にしたような形をしています。やや平面な形をしていることから、脇腹のプロテクション効果はないと思われます。動きやすさと誰にでもフィットする形を追求するとこれが限界なのでしょう。背中にX字のパッドがあり、そのパッドに4本のラバーベルトが集まって来る構造です。ベルトの調整範囲も充分で、フィット感も良好です。身体に密着する面に設けられた3D衝撃吸収メッシュという素材が面白い素材で、メッシュ状の網目の厚さ方向にも無数の足が生えていて、文字通り3D(3次元)のメッシュになっています。これにより通気性を向上させるほか、メッシュが厚さ方向に潰れるときに衝撃を吸収するようになっているようです。気温25度の晴天時にこの胸部プロテクターとDainese社の脊椎プロテクターを装着し、革のライディングジャケットを着て200kmほど走ってみましたが、特に蒸れるという感じもなく、不快感も動きにくくなることもありませんでした。リーズナブルな価格で大きな安心感を得られる優れた商品だと思います。

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胸部プロテクタ Komine SK-809 CE Level 2 Multi Chest Protector

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背面はX字のパッド(3D衝撃吸収メッシュ付き)でたすき掛けされる

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厚み方向に無数の足が生えている3D衝撃吸収メッシュ。通気性と衝撃吸収性を発揮する。

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背中には7年間愛用しているイタリアDainese社の脊椎プロテクターを装着する

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