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マレー鉄道 [Singapore]

マレー鉄道はマレーシア政府系鉄道会社の鉄道網を指し、北はタイとの国境から、南はシンガポールまで、南北に長いマレーシア国内を縦断しています。植民地時代の1885年に、マレー半島で産出されるスズを港に運ぶ目的で操業を開始したということです。南行きの列車はジョホール海峡を渡って、1965年までは同じ国であったシンガポール国内に入り、終点シンガプーラ(タンジョンパガー)駅に至ります。シンガポール国内の線路や駅もマレーシアの鉄道会社が所有しているので、軌道敷はシンガポールにあってシンガポールにあらず、という不思議な空間になっています。その証拠に、シンガプーラ駅で列車に乗る時にはシンガポールの出国手続きを済まさなければなりません。駅舎もシンガポールの建物らしからぬ朽ち方をしています。ちなみに、豪華な食事やサービスで有名なイースタン・オリエント・エクスプレスもこの路線を借用してシンガポール/タイ間を結んでいます。しかし普段の列車はエアコンも効かない固い座席の、お世辞にも快適とは言えない車両だそうです。

粋なことに、マレー鉄道を走る機関車1台1台には愛称が付いています。シンガポール国内で撮った下の写真の機関車について調べてみると、Hang Nadimという人名が付いていました。これはマレーの伝説でシンガポールをメカジキの大群の襲撃から守った少年の名前だそうです。

熱帯雨林の中へと続く鉄路の向こうには何が待っているのかと想いを馳せるとワクワクしてきます。機会があれば是非乗ってみたい鉄道です。

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luella

2枚目の建物は駅舎ですか?
彫刻とか窓の形がお洒落ですね。
by luella (2010-10-14 11:00) 

ZZA700

luellaさん
シンガプーラの駅舎なのですが
立派な彫刻が施されていました。
何か伝説が秘められているかもしれない、
なんて考えるのも楽しいですね。
by ZZA700 (2010-10-15 09:17) 

Pin-BOKE

とても雰囲気のある列車ですね。
私も一度見てみたくなりました。
by Pin-BOKE (2010-10-15 21:37) 

ZZA700

Pin-BOKEさん
沢木耕太郎さんの小説、「深夜特急」にも
出てくるのがこのマレー鉄道ですよね。
ミステリアスな感じが興味をそそりますね。
by ZZA700 (2010-10-16 22:54)