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今どきの海の家 [35mmF1.4G]

 インスタ映えするとの理由でナイトプールなるものが流行し、海水浴離れが益々進行しているそうです。そんな流れの中で、ビーチリゾート文化を維持、発展させて行くことを目的に、鎌倉市の由比ガ浜では明治16年から活動を続ける「由比ガ浜茶亭組合」が中心となって毎年「海の家」の運営を行っています。今年は18の店舗がオープンしました。今どきの海の家は昔の薄暗い簡易更衣室のイメージとは異なり、オープンで明るい海辺のカフェやレストランといった雰囲気です。由比ガ浜では海の家のクラブ化を防ぐために、22時までに営業を終了することの徹底や、イベントの事前審査、ダンススペース設置の禁止、BGM使用法の制限などの規約を設けています。これにより、子供から大人まで安心して楽しめる健全な海水浴場を目指しているようです。

 18の店舗の中に、2年前に訪れたことがある「タイ村」という海の家がありましたので、今年も夕飯を兼ねて行って来ました。ここは東南アジアの屋台村という雰囲気で、本格的なタイの庶民料理が食べられます。陽気なタイ人のおじさん、おばさんからパッタイ、生春巻き、手羽先の唐揚げ(ガイトート)などを買い、束の間のアジアンビーチリゾート気分を楽しみました。


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帰りの道すがらに撮影


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トウネズミモチ [70-300mm F4.5-5.6 G SSM]

散歩の途中で色々な蝶や蜂が群がっている木を見つけました。微小な白い花が房状に文字通り無数に咲いていて、虫たちもそれに比例するかのようにたくさん集まっていました。調べてみるとどうやら「トウネズミモチ」と言う植物のようです。日本には元々「ネズミモチ」と言う種類が自生していましたが、最近はこの中国原産のトウネズミモチが急速に勢力を伸ばしており、環境省の生態系被害防止外来種にリストアップされているそうです。ネズミモチという変わった名前は、黒っぽい楕円形の実がネズミの糞に似ていることと、葉がモチノキに似ていることから付けられたということです。案外いい加減な名前の付け方をするものですね。


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暑くてもう歩けない

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万能レンズ [35mmF1.4G]

 SAL35F14Gと言う焦点距離35mm、開放F値1.4のお気に入りレンズがあります。初代は1987年に発売され、基本設計はそのままに30年間もラインアップされてきた古いレンズです。時折、最もコスト・パフォーマンスが悪いレンズなどと揶揄されることもありますが、個人的には全くそうは思いません。色収差の大きさや、開放時の周辺解像度の甘さを指してそう言われるのでしょうが、それがこのレンズにしかない「味」につながっているので、全く欠点とは思いません。逆に数値だけでは表せないたくさんの長所を持った優れたレンズだと思います。
(※ミノルタからソニーに1眼レフカメラ事業が譲渡された直後の数年間は一時ラインアップから消えた時期もありましたが2006年に復活しました)

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 一番の長所はボケの美しさです。絞り開放から1段くらい絞ったところでは、合焦部のシャープさと、そこからスムーズに溶けて行くボケが楽しめます。ただしF2.0 付近では周辺解像度があまり良くありませんので、被写体を画面の中央付近に持ってくるのが上手に使うコツです。また、F2.2まで絞れば口径蝕の影響はなくなり、画面の隅の点光源でもラグビーボール状にならずにまん丸に写ります。更にF8.0 まで絞れば画面の隅々まで非常にシャープになりますので、少し広い画角と相まって風景写真にも使えます。


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絞り値を変えた時の点光源ボケ形状。F2.2まで絞れば口径蝕はなくなる。(画面左上隅の点光源ボケを切り出して並べた)


 二番目の長所は30cmまで寄れることです。被写体に寄れば寄るほど背景をぼかすことができますし、マクロレンズがなくても小さな被写体を大きく写すことができます。最短撮影距離付近では草花を画面いっぱいに捉えるのに丁度良い画角になります。


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F2.8 1/640

 三番目の長所はコンパクトなことです。他社のF1.4級の明るいレンズでは前玉の直径が大きくなってしまうのが普通ですが、このレンズの場合フィルタ径が55mmと非常にコンパクトになっています。カメラバッグの中で嵩張らず持ち運びに便利です。また、フィルタやレンズキャップが安価に購入できるのも助かります。


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 ポートレート、マクロ、イルミネーション、風景、とオールマイティーに活躍してくれる35mmF1.4Gは私にとって万能レンズです。他の人が撮った写真を見てもこのレンズで撮ったと言い当てられるほどの独特な色ノリとボケの美しさがこのレンズの持ち味だと思います。私の場合、レンズを1本しか持って行けないとしたらこのレンズを選ぶ確率はかなり高くなります。


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F14 1/250


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F10 1/250

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夏の思ひ出 [35mmF1.4G]

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 小学校2~3年の頃でしょうか。理科の教材で蚕(カイコ:カイコガの幼虫)を飼うことになりました。夏休みの間、一人2~3匹の蚕を家に持ち帰って飼育せよということだったと思います。それまではどちらかと言うと虫の類は苦手な方で、蟻が足を這い上がっても悲鳴を上げるような子供でした。しかし、真っ白で柔らかい蚕はなぜか愛しく感じられ、腕や鼻の頭に載せては壊れそうなくらい柔らかでスベスベな感触を楽しんでいました。ところがその純白の天使は見かけによらず大食漢で、しかも新鮮な桑の葉しか食べない偏食家でした。おかげで真夏の炎天下に桑の葉探しに奔走しなければなりませんでした。当時は東京と言えどもまだいくらかは野山が残っていましたが、桑の木限定となるとそう簡単に見つかるものではありません。散々探し回って見つけたのが、変電施設だったか浄水施設だったか定かではありませんが、小屋の周り10メートル四方くらいを金網で囲った敷地の中でした。それ以来、金網を乗り越えて桑の葉を失敬して来るのが日課になりました。まだ若くてあまり大きくない桑の木でしたが、真っ赤な桑の実がたくさん付いていました。一見美味しそうに見える若々しい赤い実を口に入れると、強烈な酸味で食べられたものではありません。しかし、すっかり熟して黒っぽくなった実を食べてみると酸っぱいながらも何とも言えない甘味があって美味しいことを知りました。

 先日、森林を散策していたら大きな桑の木をみつけました。まだ酸っぱそうな実が少しあるだけでしたが、脳裏にはあの熟した甘酸っぱい味の記憶と共に、真っ白く柔らかい蚕の感触が蘇って来ました。


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 もう一つの思い出はかき氷。子供の頃、家に小さな手回しのかき氷機がありました。白く塗られた鉄製のフレームに青いハンドルが付いた物でした。専用のアルミのカップで凍らせた氷を回転部のスパイクに取り付け、青いハンドルを回すとシャリシャリと涼し気な音を立てながら、下の器に真っ白な氷の山ができました。そこに明治屋のシロップをかけて一気に頬張ると、後頭部に激痛が走ったものです。今ではもっと美味しい物がたくさんありますが、当時はそんな何の変哲もないかき氷が、とても特別で贅沢な夏のおやつでした。


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